猫が飼えなくなった場合
こんにちは。NPO法人ねこほーむと申します。
はてなブログ初投稿となります。
先ずNPO法人にて簡単にご説明させて頂きたいと思います。
NPO法人ねこほーむとはご事情により飼えなくなった猫を生涯に渡り
お預かりをする、言わば【老猫ホーム】となります。
猫好きな者が集まり2013年7月に設立致しました。
ねこほーむが活動する目的は殺処分を0にしたいと言う思いにつきます。
詳しくは
こちらが公式ホームページとなりますのでよろしければ見てみて下さい。
お預かりしている猫の日常や猫の豆知識を日々更新しております。
では本日のタイトルの【猫が飼えなくなった場合】を書いていきます。
猫が飼えなくなった場合に飼い主として出来る事。また選択肢とは?
結論から申しますと飼えなくなった場合は
猫の年齢や性格にもよりますが、責任を持って里親さんを見つけるか
或いは施設に預けて下さい。
何があっても、自身を犠牲にしてでも、動物愛護センター
保健所へは行かないでください。動物愛護センターや保健所は
一定期間里親になってくれる方を待ちますが一定期間が過ぎれば
殺処分をするところになります。
現在、各自治体では殺処分0を公言している所もありますが
その実情はなかなか難しい所です。
環境省のデータでは保健所に連れ込まれる猫のうち
約2割は飼い主さんからと持ち込まれるとの事です。
この2割でも無くすことができればかなりの数が減ると思います。
ではやむを得ないご事情により飼えなくなってしまった場合どのような
選択肢があるかと言いますと一番は里親さんを見つけてあげる事です。
里親を探す
基本的に猫を飼えなくなってしまうという状況は
人生の中でそうそうに経験しない事かと思います。
恐らくほとんどの方が初めての状況だと思います。
里親さんを探す方法
では里親さんを実際に探す方法ですが以下の方法が主となります。
・知人、友人に猫を引き取れるか聞いてみる
・動物病院や各自治体の役所に里親募集の張り紙をする
・インターネットの里親募集の掲示板に書き込む
どれも時間も手間もかかる事ですが愛猫のためにも
時間も手間も惜しまないでほしいと思います。
里親さん探しは本当にタイミングですのですぐに見つかるときもあれば
なかなか見つからない時もあります。
時間がかかる事もありますので出来るだけ早く探し始めた方が良いかと思います。
施設に預ける
続いて飼えなくなった際に施設に預ける事も選択肢に入るかと思います。
ではどのような方が施設を探すべきかと言いますと
・どうしても里親さんに出したくない方
・飼えなくなる猫が高齢猫の方
どうしても里親さんに出したくない方
どうしても里親さんに出したくない人は一定数いらっしゃいます。
その理由としては
・里親に出すと猫のその後の状況が分からなくなってしまう
時折ある里親トラブルの一つですが里親に出した後に
里親さんと連絡が取れなくなってしまう事があるようです。
そうなると猫の行き場や状況が分からなくなってしまいます。
また、新しい家でどの様に生活しているか
分からなくなるという事です。
これには里親さんにも言い分があると思います。
たまに猫を引き取り自宅で虐待をして逮捕される方もいますが
それは里親さんとしては問題外ですのでここでは省略させて頂きます。
里親さんがあまり連絡を取りたがらないには理由があります。
それは元の飼い主さんを快く思わないからです。
新しく里親さんになって可愛がっている方は
当然ですが自分の家の猫として猫を迎え入れています。
前の飼い主さんに対して猫を手放したとネガティブな感情を抱くこともあるようです。
里親さんを探す際に定期的に近況報告をしてくれる人と言う
条件を付けて探している方が多いですが
これは新しく里親さんになる方にとっては
「本当の飼い主は自分」と言っている事に近いようです。
ただ、探す側にとってもやはり猫が心配ですので
そのような条件を付ける事も理解は出来ます。
本当に里親を探す事は困難な時もあります。
そのような方は是非、施設に預けられる方が良いかと思います。
飼えなくなる猫が高齢猫の場合
飼えなくなる猫が高齢猫の場合里親さんが見つかる確率は極端に低くなります。
中には年配の方で「子猫だと自分の方が先に.....」
「若い猫より少し高齢な落ちついた猫が良い」と仰る方もいますが。
やはり一番里親さんが見つかる確率が高いのは子猫になります。
また、高齢猫は環境が変わる事はご飯を食べなくなったり
ストレスで体調を崩す事もありますので
慣れている専門の施設預ける事が良い時もあります。
ねこほーむは東京都町田市に施設がございます。
どうせ預けるなら会いに行けるところが良いと思います。
特に飼えなくなるという事が無い方も人生何があるか分かりません。
時間があるときにもしも、万が一の時のために
事前に調べておくのも良いかもしれません。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
猫が飼えなくなった場合の選択肢はそう多くはありません。
里親さんに出すのと、預けるのでは意味合い的にも大きく異なります。
是非、愛猫にとっても飼い主にとっても良い選択をして頂きたいと切に願います。
本日は以上となります。また更新致します。